今回は腰が反り返る姿勢ができる原因についてお話しします
腰椎ヘルニアやすべり症狭窄症などの原因には腰椎の反り返りが多く見られますが
この場合問題は腰だけではなくその上の胸椎に問題があることが多いです。
胸椎にある問題とは胸椎が前にカーブしていて後ろに反りづらくなっていることであり
その姿勢になると立ち上がった際に背中が伸びないために腰をそらして立つことになります。
そして腰を前後に曲げる時に腰だけが動いてしまうため椎間板への圧迫や関節への負荷が強くなりヘルニアやすべり症につながる場合が出てきます。
その理由は腰を動かす時は、腰椎だけが動いてのではなく頚椎や胸椎も前後に動いているからです。
そのためその動きが止まると腰だけに負荷がかかってしまうということです
そして反り腰の状態が出来上がってしまうと長い時間をかけてヘルニアや狭窄症の原因となってしまう事があります。
こういう場合は腰の治療はもちろんですが、胸椎の後方への可動性を出す様にして
立った時に腰が反り返らない状態を作ることが大事となります。
当院ではヘルニアやすべり症の治療をした後はごで胸椎を伸ばし
後方に動かすことができるように自分でのケアをして頂いております
そのケアを続けていただけると治療後の良い状態が継続していただけると考えています
なお腰が反ってしまいヘルニアや狭窄症すべり症などが起きる原因はひとつだけではありません
骨盤や足首膝なども原因がありますが背中の状態というのはかなりチェックするべき項目だと考えており
臨床上も効果的なことが多くなっております。
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