今回の症例は腰痛で患部以外にトリガーポイントがあった症例です
30代男性の方でウェイトレーニングで座って ケーブルを引っ張る運動をした後に腰を痛めたとのことです
痛みのある部位は腰椎4番5番仙骨一番付近の脊柱起立筋に硬結があり痛みを出していました
またその方の通常の姿勢は反り腰があり常に脊柱起立筋は圧縮している状態でした
胸椎も前傾して丸くなっており肩も丸く入り込んでいました
そのため立ち上がった際に背中が伸びないので腰部は反り腰になっていました
そこで背中の丸みを調整し腰が伸びやすいように姿勢調整をしました
また大腰筋も短縮していたため大腰筋をリリースして腰の反りを改善しました
その後腰部の脊柱起立筋をリリースしましたところ3回目ぐらいからかなり楽になっていただきました
ですが腰部痛はまだ残存していたためもう一度詳しく筋肉の検査をしたところ
疼痛部位よりももう少し上の胸腰椎移行部付近の脊柱起立筋を押圧すると
元々痛かった下部腰椎付近の痛みが再現されました
この場合は上部の筋肉にトリガーポイントができていて、
そこから放散痛というものが下部腰椎に向かって出ていたと考えられます
そのため上部の胸腰椎移行部にできたトリガーポイントを手技でリリースしたところ
元々痛かった下の腰椎起立筋の痛みは改善していきました
これはトレーニング時に座った姿勢でケーブルを引きつける運動を行なったため
胸腰椎移行部の筋肉を支点として腰を反らすような形になっていたと考えられます
またトレーニングの順番では先に体幹のトレーニングや広背筋のトレーニングを
していたため背部が疲労していたと考えられトレーニングの順番を変えていただくよう
ご指導しました
トリガーポイントを見つけてからは数回の治療でほぼ下部腰椎付近の脊柱起立筋は痛みがなくなったためケアをお伝えして終了となりました
このように同じ筋肉の離れたところ(今回は患部より上部)にトリガーポイントができることもまれにありますので症状が抜けない時は範囲を広くして探っていくのも必要ですね
患者様はトレーニングも再会できたようで非常に良かったと思います
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