今回は長年続く腰椎すべり症の症例についてお話です。

40代男性腰椎4番にすべり症があり主に右臀部、右大腿部から
ハムストリングスにしびれ感がある症状でした。

しびれは長時間の歩行や電車に乗ってゆらされる時などに
増悪し辛く、
又夜仰向けの姿勢だとシビレで眠れない時があるとのことでした。

検査をしてみると
①胸椎胸椎の前傾があり 前側へのの動きがないため
腰を反らせる時に腰椎すべり症の部分の腰椎にそり返るような圧力がかかる状態でした。

②筋肉の状態は、主に腸腰筋が固くなっていて、そのため骨盤が前傾して腰のそりが出ていました。

③脊椎に脊椎圧迫テストを行うと上半身の重さが腰椎にかかり、腰椎は右側屈し、そり返る状態になっていました。

④腰痛の時は主にすべり症の部分3番4番の腰椎は右回旋、右側屈が強く神経の出口を圧迫してる状態でした 。

又仕事中の姿勢は前屈が多く物を持ったりすることや
長時間の座位もあるために
腰に負担がかかる状態が多かったです。

そのため治療は腰椎の圧迫を調整するため

①骨盤のねじれと反りの調整

②胸椎前屈の調整をし後ろに動くようにして腰椎の負担を軽減する。

③骨盤前傾と腰の反りを調整するため腸腰筋リリース

を中心に行いました

また骨盤のねじれ調整や腰椎を伸展する体操やご自宅でのケアをご指導しました

施術後は少しずつ変化が見られ5回目ぐらいから徐々にしびれが減り

現在は以前は夜寝ている時も痺れが感じていらっしゃいましたがそれもなくなり、

かなり楽な状態が維持できていてご本人にも喜んでいただけました。

尚その後調子を維持するために2週から3週ごとにメンテナンスで調整をさせて頂いております 。

この様にすべり症に関しては度合いによって施術結果は変わってきますが、
しびれなど症状の出る原因をしっかりと検査してからの施術と、
ご自宅でのケアを併用することにより症状が少ないまま
付き合っていくことができるようになることが多いです。

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