今回は腰椎ヘルニアによる足のしびれの症例をお伝えします。
50代女性 お孫さんを抱っこして階段を下りた後にグキッという形で痛みが徐々に出てくる
少し歩くと腰から足にかけてしびれ感が出る
右臀部から大腿後面大腿前面に痛みしびれあり
問診した内容では
★夜は痛いけどまだ寝られるが朝起きるとピリッという痛みと痺れが出る
★ブロック注射で痛みは治まるがしびれは残って辛い
★病院にて L 2番3番あいだのヘルニアが右にある との診断を受けている
★数年前に脊柱管狭窄症の手術(下部腰椎固定術)を行なっている
★普段は除雪などもよくしている
★仰向けで寝ると痛みが増大
★普段は足を右に投げ出す横座りをしている
という状況でした
検査をすると
①骨盤が前傾して腰部の反り返りが強く下部腰椎固定のため、
腰椎伸展時に2番3番が特に反り返っている 状態で した。
②胸椎は前傾で固定されているため胸椎後屈の動きが悪く
腰椎2番3番に負担がかかっていました。
③右の骨盤の前方へのねじれから腰椎が右方向に傾いて特に2番3番が多い状態でした。
(普段足を右に投げ出す横座りをしているためと考えられます )
④そのため立ち上がると腰椎2番3番に反り返りと
右への側屈の力が加わり椎間板の髄核が出てきて
神経の出口を圧迫し神経の血流を阻害するため
下肢への痺れが出ていると考えられました
そこで治療は腰椎2番3番間の徐圧を中心に行いました 。
①腰の反りの調整 ため右腸腰筋のリリース と
骨盤のねじれ調整のため右足首、右仙腸関節の調整
②腰椎2番3番中心に右側屈を調整
③腰椎の負担を軽くするため胸椎の前傾を調整しそり返りの動きを出す
④右坐骨結節下ハムストリングス付け根にトリガーポイントがあり
大腿四頭筋に痛みを出していたためリリース
⑤腰椎2番3番を側臥位で除圧のため離解リリースをする
またご自分でのメンテナンスとして
①座位での胸椎の伸展体操
②仰向けでの腰椎の自重牽引
③ハムストリングスのポールストレッチ を指導しました
またご自宅での過ごし方は寝る時の姿勢との指導
腰痛ベルトの締め方の指導と
横座りをしないよう指導させていただきました 。
この方はある程度回数はかかりましたが痺れの方はほとんどなくなっていただきました 。
今回は病院でのブロック注射の効果もあったため 当初の予定よりは回復がよく進みました
ご本人も喜んで頂いて良かったと思います。
症状が出やすい時の体のチェックポイントもお伝えしましたので
気になる場合はメンテナンスをさせていただければと考えております。
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