今回は交通事故にあわれて、首を痛めた方の治療例です

後方から追突されて、ムチ打ちの診断を受けたとの事でした。

症状は

①　主に左の首から肩にかけて重い痛みがあり辛い。
　　（仕事中パソコンを使う際に増悪する）
②　首を動かすと痛みが出そうで怖い。

③　肩甲骨の間にも重い張り感がある。

又、腰はヘルニアに既往があり、以前から長時間座っていると重苦しくなり、
歩く際に痛みを感じる事がある。

検査にて

①　左の首から肩の筋肉（頚最長筋、頚板状筋、肩甲挙筋等）の緊張有り。

②　頸椎の可動制限有り⇒頸椎4、５番間が右側屈し、頸椎1番が右回旋している
　下部頸椎が前屈位で、後ろにそりずらい。
③　胸椎に左側屈している部分あり、又腰椎には右側屈しているところがある。

④　姿勢はそり腰で下部胸椎は前にカーブしていて、上部胸椎は逆にそり返っていてそのため頸椎はやや前にカーブしている。
　　　
　
この場合の治療は事故の衝撃は首だけではなく、腰⇒背中⇒首、肩
と伝わっているため治療も首だけではなく、腰、背中からもおこないました。

治療は

①　首肩の筋筋膜と姿勢の狂いから緊張して、首肩の筋膜に影響を出している筋筋膜（広背筋、肩甲下筋、菱形筋、小胸筋等）
をリリース

②　頸椎に影響を出している腰椎、胸椎の調整（土台である骨盤調整も含む）

③　頸椎の調整（左方向に動きやすく）

結果としては２回位で首が軽くなり始め、約１か月ほどで症状は治まり、気にならなくなって頂きました。
デスクワークの多い方でしたので楽になって頂けて私も嬉しく思いました。

この様に症状の出ているところだけではなく、全体を詳しく調べていくと原因が特定でき改善して頂けると思います！

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